しゃったぁず・4 コンセプト

雪に埋もれる商店

厳しい自然の中に存在する商店街

新潟県十日町市。この街の商店街の特徴は何といっても雪です。雪かきではなく”雪掘り”という言葉が表す様に、雪の中に埋まる商店街というのは極めて稀です。長くこの雪と闘ってきた十日町市は他の地域にはない忍耐強さを秘めています。もう一つの特徴は地震です。二度の地震は忍耐強い街の人々の心にも大きなダメージを与えました。残念な事に地震を期に商店街を離れた人がいるのも事実です。しかし、厳しい環境にも負けずに街の再興を願い、そこに生活し続ける人は確実にいます。そんな人々の強さと優しさを映画という表現方法を通して描きたいと思いました。

十日町市での映画制作

記録と記憶に残す映画製作

十日町の物語を映画にする事で、映像としてこの街を残し、他の地域に生きる人々にも伝える事が可能になります。また舞台となる十日町市の人々に、ロケ地協力・エキストラ出演、衣装・小道具等の協力を仰ぎながら、共に一つの作品を作り上げる事で、商店街に新しい「記憶」が残せます。商店街の記憶を刻んだ映画という「記録」を上映することで、新しくこの映画に出会った人々にまた新たな「記憶」を刻み込みます。

交流の拠点になったせがれの縁台

新しく刻み込まれる人々の物語

想像して下さい。映画を制作する過程で関わった多くの人々。映画を見に来た十日町の人々、国内外から来られた芸術祭のお客様。商店街で展開される企画に関わっていただいた、お店のせがれさんや十日町の若者達。世代や地域、国籍をも飛び越え多くの人々が手を取り合う光景。その時“私たち”はどんな気持ちを共有する事が出来るでしょうか? そして共にどんな世界を見る事が出来るでしょうか? それは50日間しか存在しない馬鹿げた光景かもしれない。ただこの「しゃったぁず・4」というプロジェクトが、多くの人々にとって、新しい出会いのきっかけ、そして自分自身の未来の物語を創造してもらうきっかけになる事を願っています。

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